コーディネートの盲点

個人的な趣味ですが、私はアート教室に通っていて、いろんな作品を作っています。

この前教室で、自分の作品を会社に飾っているという話をしたので、こういうふうに展示しています、

という画像を教室の先生に何気に送りました。

すると・・

先生から返事が来ました。

「上手に展示できています。

 もしかすると、家具などがダーク系なので額もダークな方がしっくりくるかもしれません」と。

このメールを見て、顔から火が出る思いでした(;・∀・)

 

どうして気づかなかったんだろう?

基本中の基本なのに、コーディネーターとしてとてもはずかしい・・・

 

前記でデザイン整理術について、いろいろ書いていますが

その時によく言われていたのが

「自宅は盲点」。

自分になじみが深い場所ほど、盲点になる。

始めて目にした場所は、いい雰囲気だとか、ここはおかしいとか

この配置は使いにくいとか、

いろいろなことがすぐにわかります。

でも、よく使っている場所では存在が近すぎて、そういうことを感じにくくなります。

(写真を撮ってみるのは、客観的に見えるので良い方法です)

 

で、額をダークにしたあとの展示です。

空間が落ち着きました。

たかが額ひとつですが、空間を作る重要な要素になります。

 

余談ですが、指摘していただいたアート教室の先生、

サンゲツ壁紙デザインアワードで大賞を受賞し、デザインしたものが今年、商品化されました。

「mist」というタイトルがついていて、壁全体が霧のような空気層、光のシャワーを浴びているような、そんなイメージで作られたそうです。

http://www.sangetsu-award.jp/

 

アート作品を作るだけでなく、

アートを飾る

→空間(部屋の空気間)を作る

というところまで教えていただいて、よい勉強になりました。