準防火地域の新築工事

岡山市北区の新築工事は順調に進み、断熱材吹き付け工事のあと、内装の石膏ボードを貼り付けています。

この現場は準防火地域で外壁が波板鉄板なので、

           通常だと「外壁→断熱材→内装石膏ボード→ビニールクロスなど」となるところを、

準防火地域では「外壁→石膏ボード→断熱材→内装石膏ボード→ビニールクロスなど」と石膏ボードを二重に貼らなければなりません。外側に木などの燃えるものを使うこともできません。

また、何と言ってもサッシ(窓やドア)が「国土交通大臣防火認定品」でないといけないので、かなり費用がかさみます。

そもそも、「防火地域・準防火地域」って何ぞやというと、市街地における火災の延焼を防止するために設けた地域地区で、主に街の中心部や主要幹線道路沿いであることが多いです。

建物高さや面積によっても変わってきますが、何かと制限が多くなってきます。

これから新築を考える方は、自分が家を建てようとしているのはどういう地域地区か、どのような制限があるのかを調べてみることも重要です。

この現場ではありませんが、「景観計画区域」などという区域もあり、屋根や外壁材の色の制限があるところもあります。