高価な器を普段使いに

あけましておめでとうございます。

新年の飾りです。

会社の近くにセンスの良いお花屋さんがあって

昨年は「和」のお花を頼んだのですが、今年はシックな「洋」頼んでみました。

そして、花入れは「備前焼」です。

岡山県の方はよくご存じでしょうが、備前焼は釉薬をかけないで焼く、素朴で土の味わいのあるやきものです。

1000度以上で7~10日間窯で焚くそうです。

 

なぜか会社に、備前焼の花入れがいくつかあります。

先代の社長が好きで買っていたのでしょうか。

よくわかりませんが、値段もそれなりのよいものに感じられます。

ですが、一度も使用された形跡がありませんでした。

 

数年前に、備前焼作家 藤原 和さんのお話を聞く機会がありました。

和さんがおっしゃるには、みなさん、備前焼を買って大事に箱にしまっている。

ぜひ、箱から出して使ってください!

-と。

高価なものなので、使っていると割れてしまうかもしれないので使いません。

と言われる方が多いそうなのですが、使わないと意味がないのです。

しかも備前焼は、使えば使うほど味わいが出てくるのだそうです。

私はその話を思い出して、これらの花入れを時々使っています。

割れてしまうより、使わない方がもったいないですよね。

 

こういうやきものだけでなく、ワイングラスやコーヒーカップなど、お気に入りで箱にしまっているものがあれば、ぜひ出して使ってみてください。

きっと普段よりおいしく、ワインやコーヒーが飲めると思います♡

バカラHPより ワイングラス