ずっと気になっていた映画「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」を観てきました。
コルビュジェは建築家として大変有名ですが、アイリーン・グレイのことはあまり知られていないのではないでしょうか?
アイリーンは家具デザイナーで、人の勧めで建築の分野にも興味を持つようになります。
彼女の建築デビュー作 E1027という邸宅のことが、この映画の中でで紹介されています。
(写真はhttps://allabout.co.jp/gm/gc/470431/より)
映画の中で、
コルビュジエが「住宅は住むための機械である」というのに対し、
アイリーンは「住まいは営みを包む殻」「物の価値は、創造に込められた愛の深さで決まる」などと表現している。
言葉だけをとらえると、やはり私は女性的な感性のアイリーンに共感します。
私も「住むところは自分自身」、「住宅=生活」だと思っています。
建築業界は男性が多く、仕事を進めていうえでは、やはり男性と話し合って決めていくことがほとんどです。
わかってもらえない、うまく伝わらないと思うことが結構あるのは、こういう根本的なところのとらえ方が違うからなのかな~
と映画を観て思ったりしました。
まあ、その違いがあるからこそ、切磋琢磨してよいものができていくのでしょう。
二人の天才建築家の対決が興味深く、観終わったあともこういうことを考えさせられ、長々と後を引きます(笑)。
建築、インテリア好きの方にはぜひおすすめの映画です。