この物件は建物の屋根の代わりに屋上になっているケースです。
屋根が古くなると塗装したり、瓦を葺き替えたりしますが、
屋上には防水工事が必要です。
前回のブログで外壁塗装のことを書きましたが、
屋上は外壁塗装とはまた違う工法で施工されています。
この建物では「シート防水」を行っています。
塩化ビニール樹脂で作られた防水シートを接着剤などで下地に貼り付ける工法です。
前回の防水工事をしてから、10年以上経ち水膨れなどが目立ってきたので、調査をして
先日、防水リフォーム工事を行いました。
(場合によっては簡単なメンテナンスで済むこともあります)
ウレタン防水などの工法もありますが、どちらにしても耐久年数が10~15年なので、
そのサイクルでのメンテナンスが必要です。
メンテナンスを怠っていると雨水が侵入し、建物の躯体そのものがダメージを受けますので、
日ごろから屋上のクラックやふくれ、水たまりなどは注意して見ておいてください。